45曲め、46曲め。

【45】空気公団青い花


青い花」がアニメになった!オープニングであーちゃんとふみちゃんがくるくる回ってるだけでもわくわくが止まらないのに、この主題歌がまた!タイトルから言ってもちょっぴりしんみりしちゃいそうなところを、愛する人を静かに。しかし確かな強さで守り抜く意思を感じさせる、アップテンポの曲に仕上げる世界観が素敵。「青い花」って歌詞が出てこないのも、3分でそよ風のように終わっちゃう長さもいい。大好きな志村貴子の作品の曲を作ってくれたのがこの人達で、本当に良かった。


http://www.youtube.com/watch?v=WtK09q-fp9Q


シングル『青い花』に収録。


【46】椎名林檎「幸福論」


椎名林檎で一番初めに聴いた曲。で、今でも一番好きな曲。「時の流れと空の色に、何も望みはしない様に」って歌詞がホントに好きで、可愛くて、抱きしめたくてしょうがない。晴れた日は空を見上げて、何の打算もなく誰かを信じてみたい。聴く度にちょっぴりだけど、そんな気にさせてくれる。もうこんな林檎さんは聴けないのかなあ…。


http://www.youtube.com/watch?v=QY2zwfbY84s


シングル『幸福論』に収録。

43曲め、44曲め。

【43】スピッツ「ネズミの進化」


スピッツに関してはちょっとした持論があって「常に最新作が最高傑作である」というのが私の考え。過去の名曲たちが色褪せる間もないまま、新しい曲はいつだって期待を裏切らない。で、その最新アルバム「さざなみCD」から1曲と言われれば間違いなくこの曲。ちょうどこのアルバムが出た時期、仕事がものすごく大変だった事もあって、おそらく藤宮の人生の中で唯一「励まされ、力を分けてもらった曲」(…今言うのでさえ恥ずかしいけど!)。「本音はこまごまあるけれど」って、いつ聴いても胸に染みいります。


http://www.youtube.com/watch?v=aW5dCJc-K0c


アルバム『さざなみCD』に収録。


【44】100s「Honeycom.ware」


100sを人に勧めるとして、誰にでも「この曲が一番おすすめだよ。絶対聴いてみて!」とは、ちょっと言えない。でも、本当に聴いてみて欲しい人がそばにいるとすれば。「合うかどうか分からないけどこの曲が気に入れば、ものすごくお気に入りのアーティストが一つ増えるんじゃないかな」と言ってみたい。そのぐらい100sの魅力がぎゅっと詰まった曲。同じアルバムに入ってる「Sonata」もそうだけどこんな詞、他の人には絶対かけないと思う。


http://www.youtube.com/watch?v=HkJirAOncus


アルバム『OZ』に収録。

41曲め、42曲め。

【41】SINGER SONGER「ロマンチックモード」


女の子にしか描けない詞。女の子にしか歌えない唄。何もかもが可愛くて、その全部が許容できちゃう。タイトルそのままに、いつだって女の子になりきれる曲。デートの前に電車で聞いて、テンションあげていこうよ!大丈夫、何もかも上手くいくよ。


(動画なし)


アルバム『ばらいろポップ』に収録。


【42】Pizzicato Fiveパーフェクト・ワールド


藤宮はそもそも、あまり前向きな歌は苦手なのですけれど、この歌ぐらい全肯定なら諦めざるを得ない。ついて行かざるを得ない!今日、いま、目が覚めた、この瞬間から。あなたにとっての最高の1日が始まるのだと、繰り返し繰り返し言われたら!「今日は世界の変わり目の日」ってフレーズにすごく惹かれる。この曲ははずせないよー。


(動画なし)


アルバム『singles』に収録。

39曲め、40曲め。

【39】岡村靖幸ミラクルジャンプ


岡村ちゃんはどの時期もやっぱり好き。今のところ最新のアルバムである「Me-imi」も、もちろん。あたまからしっぽまですっかり美味しくいただけるのですが、カセットで言うところのB面さいしょ、ちょうど真ん中あたりで元気をくれるこの曲は特にオススメ。思わず靴の裏側でリズム取ったりね。そんなつもりなくても。


http://www.youtube.com/watch?v=P65w5-y-wwo


アルバム『Me-imi〜Premium Edition〜』に収録。


【40】くるり「ばらの花」


正直、くるりの中ではあまり馴染みのない曲なのですが、このセットを組むときにどうしても頭から離れてくれなかった。この曲を聴きながら窓の外を眺める自分を想像して、悪くない。悪くないと思った。メロディのリフはあれ、何の音なのかな。イントロであの音が始まるだけで、意識がすっと引き込まれるのが分かる。どこか、ものすごく遠い所で鳴ってる音なのに、心の深い部分まで響いてくるような、そんな感じ。うん、やっぱり悪くない。


http://www.youtube.com/watch?v=SlmcOhOd2kY


アルバム『ベストオブくるり/TOWER OF MUSIC LOVER』に収録。

37曲め、38曲め。

【37】NUMBER GIRL「透明少女」


ナンバーガールといえば、やっぱりライブ。この曲もすごく沢山のライブ音源を聴いたけど、どれが一番って決められない。同じ曲なのにいろんな息遣いがある。魂があり、心がある。ストレートなロックが、夏の風を思い起こさせます。ギターの掛け合いを聴いてるのが楽しかった。


http://www.youtube.com/watch?v=5nfid3PY0j8&feature=related


アルバム『サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態』に収録。


【38】カジヒデキ「夏物語」


窓を開けて車に乗ってるとつい思い浮かんじゃう、口ずさんじゃう!こういう何の気なしにというか、無意識のうちに出ちゃうものがポップソングだとしたら、この曲はその最高の形のひとつ。「そんなささやかなことさ、いつだって」という小さな真実を歌った詞が、あなただけの夏物語をより親密なものにします。


(動画なし)


アルバム『MINI SKIRT』に収録。

35曲め、36曲め。

【35】奥華子「ガーネット」


何でかは覚えてないのだけれど「時をかける少女」の予告編を見る機会があって、その中の。この曲がかかり始めてからのほんの数秒で、心を全部持っていかれた。新しく音楽を開拓することを殆どしない藤宮にとって、それはホントに衝撃的な邂逅だった。映画の内容とか全く分からなくても、この曲の言いたいことは痛いほどに分かる。だからきっと、映画もこの歌が伝えたいとおりの内容なのだろうと思った。どんな映画なのか知りたいし、もっとこの歌の続きが聴きたい。そうして私は、時かけ奥華子が好きになったのだ。「またこの季節が廻ってく」っていう結び方が、きゅーっと胸を締め付ける。


http://www.youtube.com/watch?v=S6eLGf-zPjI&feature=related


シングル『ガーネット』に収録。


【36】L⇔R「YOUNGER THAN YESTERDAY」


初めての一人暮らしの時、休みの朝によく聴いてた。「迷宮の少年たち」と名付けられたこの曲は、その優しいメロディと相俟って、何かの始まりを予感させるのにぴったり。押し付けがましくない黒澤君のボーカルが素敵に、なんとなく「今日はちょっと出かけてみようかな」って気にさせてくれる。詩的で、幻想的な「BABY BACK」に繋がるアルバムの構成もお気に入り。機会があれば続けて聴いてほしいな。


http://www.youtube.com/watch?v=WNkWJZXHnmk


アルバム『LAUGH+ROUGH』に収録。

33曲め、34曲め。

【33】サニーデイ・サービス恋におちたら


時の洗礼を受けることで、廃れていく音もあるし、更に輝きを増す音もある。藤宮にとってのサニーデイはまさに後者。当時ももちろん好きだったけど、時を経て、年齢を重ね、その良さはまるで、かけがえのない養分のようにじわじわと染み込んでくる。アルバム毎に随分いろんなスタイルに挑戦してきたバンドなので選曲はとても難しいのですけれど、やっぱり。「晴れた日の朝には」ではじまり、ゆっくりと展開するこの曲が真っ先に思い浮かんだ。かつて2階の窓から見えた風景とか、そんな自分だけのカットを思い出しながら聞いてもらいたい。


http://www.youtube.com/watch?v=G6_Ul6s5p7Y


アルバム『東京』に収録。


【34】Flipper's Guitar「ビッグ・バット・バンゴ」


青春とかって、そんなのあんまり言いたくないし、好きじゃない。でも、この曲だけは。16歳で聞いたときも、22歳で聞いたときもそうだった。30越えても、多分おばあちゃんになったって!その時の自分の一番。最も美しい記憶を照らし出し、青春と呼んで差し支えない胸の違和感や、その想いを揺り起こす。一言で言うと「あの頃に戻っちゃう」のだ。軽い調子で歌われていく歌詞は、全てが宝石のようで無駄なものがまるでない。その一つ一つの輝きを手にとって確かめるように、じっくりと聴いてほしい。


(動画なし)


アルバム『カメラ・トーク』に収録。